今日は朝からよく働きました、ふー。
まだ仕事は続きますが。
さて。
ふだん、運動能力が高い人のことを「運動神経が良い」、
その逆を「運動神経が悪い」といいますよね。
その言い方は日本語としてちょっと間違っているんじゃないの、と
思わないでもないのですが、ここはそれで行きますね。
で、私は小中高と体育の成績はあまり良くありませんでした。
確かに球技は嫌いだし、跳び箱は６段以上は飛べなかったし
足も遅いです。
でも、水泳は得意だったのでプールがある１,２学期はそれで底上げ（？）してましたし
３学期は期間の短さで（笑）めちゃくちゃ悪いというほどにはならなかったのですが
自他共に認める「運動神経の悪い人」だったと思います。
それが、大学で小学校免許を取るためのひとつの科目だった
「教材研究体育」という授業があったのですが
他の教科は現場で役に立つの？という授業が多かったにもかかわらず
体育だけはとても良い授業で、「苦手を克服する」ための
イメージトレーニング的なヒントをたくさん教わりました。
それで私、自分が運動神経悪くない、というのに気づいたのです。
高跳びなんか、自己記録を更新したばかりでなく、そのクラスで一番高く飛べたんです！
小学生のために受けている授業が自分の苦手を克服してもらった
父が、必要以上に心配性で、コワガリに育てられたんですね。
とにかく恐いから出来ない事って多かったです。
球技が嫌いなのは動体視力がないからでしょうし、足が遅いのも恐がりとは
関係ないでしょうけれど、恐がらなければ出来ることは沢山ありました。
それはともかく、実はピアノなど音楽全般、
運動神経が悪かったら出来ないものなんです。
そういえば大学のピアノの先生、
「おまえは運動神経悪いんじゃ～」って
よく叫ばれていました（今だから笑える）。
世間的にはピアノなんか運動神経関係ないと思われていますよね。
とっても心外です。
ピアニストの中村紘子さん、お料理上手でも有名ですが
片手でピアノを弾きながら、片手でお料理されるのを見た事があります。
そして「包丁で指を切るような運動神経ではピアノは弾けません」と
断言されていたのも印象に残っています。
右と左で違う事弾くだけでなく足も使うわけですし、
とりわけリズム感はもろに運動神経関係有り、です。
その辺はお教えする立場になってみて、よく見えるようになりました。
何も足が遅い＝運動神経悪い、とはならないでしょう。
私も、運動神経が良くはないにしても、悪くないんだな、と
少しホッとしていましたが。
昨日の朝、バカなことに扉が折りたたみ式のようになったクローゼットで
指を挟んで血豆を作ってしまいました。

はー、こんな運動神経、やっぱり悪いのでしょうか～とほほ。