日曜日のこと。
阪急で両親とランチすることになり。
以前から入ってみたかった、美濃吉やアルポルト、宝塚ホテルなどの一流どころのメニューから
各自好きなお店から選んで食べられるという、「大人のファミレス」みたいなところ。
あれ?「大人のファミレス」はおかしいな笑
好みが全然違う人と入っても大丈夫な店。
最近はそうでもないお店が増えましたが
外食なら当たり前な、野菜がちょびっとなことに
かならず「野菜が少ない」とぼやく母。
それなら夕食など家で食べる他の回でいっぱい食べればいいやろ、と
思う娘でありますが・・・
そんな母も満足な、サラダバーがありましたのでそれ追加。
いつだかに行った「美山カフェ」ほどの種類も量もありませんでしたが
それでも珍しい白いゴーヤとか、生のまま食べる水ナスやマッシュルーム、
紫のジャガイモなど美味しい野菜をたくさんいただきっ。
そしてそれぞれのお料理が運ばれてきて・・・早速。
たぶん完全に父の不注意ですが、スープのお皿に手を引っ掛けて
メイン料理のお皿の中にこぼしてしまいました。
私らがやったらどれだけ怒鳴られることか・・・笑
そこへ支配人さん?マネージャーさん?が飛んで来られて
「お怪我はございませんか?お洋服は汚されませんでしたか?
お料理はお取替えいたしますので申し訳ありませんがしばらくお待ちいただけますか」と
大変丁重に、そしてにこやかに何度も謝られ。
謝らはらんでも、父が自分でしたことですから、取替えも結構ですから!!
「いえ、お料理のお味が変わってしまいますから」
さらに謝られて新しいのを持ってきてくれました。
帰りもお会計のところに来られて再度謝られ・・・
さすがに父もお礼を言ってたようですが。
これぞ、ホテルのおもてなし。
ここ、ホテルちゃうけど笑
私だって、たまにはお客様がコップなどを割られることもありますし
まず最初に「お怪我は?」「お洋服は?」をお聞きしますけれど。
今でこそ何でもない顔して言えますが、もう20年ちかく前でしょうか、
何を訊いても返事しないし、もちろんしゃべりもしない姉弟がピアノを習いに来ていて
やめなさい、と言っても椅子でゆらゆら(揺り椅子じゃないですよ、ふつうのピアノ椅子)してるうち、
がちゃん!と椅子の枠を大胆に折り、壊してしまいました。
そんな簡単に壊れるもんじゃないでしょう、高低椅子なんて。
それにあの椅子、なかなかに高価です・・・(大泣)。
そのときはさすがに、怪我は?って訊くのが精一杯で顔が引きつってたと思う!
この子たちが椅子を壊しました、とか、ましてや弁償してくださいなんてこっちから言えないし、
家に帰ったらお母さんに話してせめて謝ってきてくれないかなと思いましたが、一切なく。
あ、もちろん、本人さんからもごめんなさいの言葉はなかった。
開いた口がふさがらん、とはこのことかと思いました。
あーこの子達、家でもしゃべらへんのか・・・お母さんがよっぽど怖いんか?
と逆に心配になりますよね。
今だったら「ごめんなさいくらい言いなさい!!」って言うまで家に帰しませんけどね笑。
そんなこと忘れてたのに思い出したりして、滝クリではないけど「おもてなしの心」とは何ぞや、
と考えたひとときでした。
レッスンで椅子壊されておもてなし、はないでしょうが笑
何かあったときにどれだけ心から相手のことを考えられるか、というのは
私の課題かもしれません。
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