まだまだ余韻に浸っている店主ですこんばんは。
もうツアーは終わったのは分かってるんですが、終わらせたくない(笑)。
この日記を書いてしまうとホントに終わってしまいそうで書きたくないんです
・・・精神年齢低すぎますか(笑)?!
さて、2日間あるのにド平日ばっかりだったもんですから
木曜は店を早じまい、金曜はレッスンを前週も休んだばかりということで
生徒さんには振り替えしてもらってまで迷惑を掛け、ほんとにごめんなさい。
おかげで私はまた音楽への気持ちを深めて参りましたから(ほんまか?!)
レッスンで還元いたします。
でも、そうしてまで聴きに行った甲斐があったというもので・・・
大阪フィル、すばらしい演奏でした
以前から、大フィルといえば弦の音が独特の響きをしていて
日本のオケではかなり好きなほうでしたが、久しぶりに来てみたら
メンバーがすごく若返ってました。
目立つのは、若くて美しいお嬢さんが増えていること(笑)。
メンバー表を見ていたら、エキストラがすごく多いので・・・その人たちですねきっと。
(大阪は最近特に暴言の目立つトップになってから助成など更に厳しくなってるので
「大フィル」の団員はたぶん減らされているのだと思います。)
ヴィオラには知り合いの方のお嬢さんが乗っておられたし、
ハープはおさわ嬢が尊敬するお姉様ではないかと。
シンバルは高校の先輩で、そのころお世話になったKさん。
おまけに、お席の案内嬢が「こんにちは」と言ってくれるので驚いて顔を上げると
つい数日前に歌笛堂に来てくれたお嬢さんでした。はーびっくり!!
(そのときのことは後日また。)
ロビーでは大学のときお世話になった教授(ねぎぴょん!)にお会いでき。
さすが地元です。
そしてコンサートマスターは、人気のある方みたいでしたが
篠山紀信を若くして、優しくした感じの方(笑)。
温かい雰囲気です。
トラが多いからといってレベルダウンはしてませんよ。
むしろ、すごくレベルアップした感!!
席は2日とも同じ4列目。後ろからでもフェド様の指揮中の笑顔が何とか見える位置。
1日目はホールに入る直前、見覚えのある後ろ姿発見。
・・・ピアニストの小山実稚恵さんちゃう??
小山さんはフェド様のオケでコンツェルトを弾かれることが多いしCDも出てます。
私もたくさん聴いている中で、小山さんとフェド様がベストコンビだと思います。
目が合いましたので、話しかけようかと思いましたが
プライベートでお客として来られているのに、私が話しかけて
サインなり写真なりお願いしたら迷惑掛かると思って我慢しました。
ホールの人がおっしゃってるのを小耳に挟んだのですが
ご主人が京都に住んでらっしゃるとか。
あーだから辻利の袋をお持ちだったのね。フェド様へのお土産かな?
ラッキーな遭遇に興奮も冷めやらぬ中、ウィーンでも一緒に聴いた従姉と
会社の後輩M嬢と席で合流。
いつものごとく、予習どころか何の曲を演奏されるかさえも知らないで
無の状態でフェド様を迎えます(笑)。
1曲目、始まったとたんハイドンの世界!
聴いたことあるのかないのかも分からないのにめっちゃハイドンでした。
出だしにバラつきが少々あったものの、あの細かい動きがものすごい揃ってる!!
繊細な表現も揃ってる!!
西側なヨーロッパの空気、風がきらきら舞う~♪♪♪
あっと言う間に終わったら、ほんとに24分とかで1部終了。
短ない???
次、チャイコフスキーのマンフレッド。
この曲、初めて聴いたのはフェド様ではなくラジオで流れてたのを
聴いて気に入ったのですが
その後、フェド様オケで最良CDが出ました。
あまり演奏されないので生で聴いたのはたぶん初めてかな・・・。
なんでこの曲に賛否両論あるのかさっぱりわかりませんけどチャイコらしい曲。
フェド様が得意とする曲でしょう。
なんと美しい、なんと激しい、なんと苦しい、なんと幸せ。
それを大フィルは見事に表現しました。ブラヴィー!!
2日目はどちらの曲も更に磨きがかかり、バラつきも消え、
繊細さや奥深さ、大胆さが増していました。
ごめんなさいなんですけど、大フィルがここまでやってくれるとは実は思っていませんでした。
こんなことだったらもっと沢山、お友達誘ったのにー!!
こんな演奏こそCD化されるといいのに、と思った次第。
ちょっと困ったこと。
隣で聴いておられたおねーさん、マンフレッドが始まってすぐ大号泣!
お気持ちはわかりますが・・・よくよく分かりますが・・・
鼻を始終すすっておられて、それも思い切り(笑)
家とちゃうねんから、せめてものすごい繊細な音やパウゼでは
すすらないでくれませんか
客入りは、多いとは言えない感じでしたが客席は熱狂してました。
N響のコンマスさんはマエストロ一人に拍手を送る場面を作りませんでしたが
(その他にもちょっと、え?と思うことあり・・・天下の、だから仕方ないですか?)
こちらは遠慮する超謙虚なフェド様を無理矢理ひとりで拍手を受けさせ、
2日目は2回もその場面を作られたことにも私は喜んでました(笑)。
フェド様の客席に手を合わせて拝まれる姿、大好きなんです
2日目は私を見つけてくれた気もする(笑)。
奥目だからよく分からないんですけど、1日目はたぶん見つかってない
当然、どちらもサイン行列に並びましたが
2日めには前にいたおっちゃん(たぶん60代後半と思われる)が
「長生きしてください」
お、お、おっちゃん!!そのとおりだが、それはストレート過ぎるんちゃうっっ!!
フェドさまも困ったようなゼスチャーをされ、私もそれでうろたえそうになったけれど
「30年近くマエストロ一筋に聴いてこれたことを誇りに思います」みたいな
ことを通訳さん通して言えました。
30年でやっと「まとも」チックなことが言えた(笑)
なんで今までアワアワばっかりしてたんだか
そしてもう、これで今回の日本は最後だし、車が出るところまで
お見送りしました。
来年までまた会えないのか~かなし~
モスクワか、ウィーンでも良いから行きたいなあ~(遠くを見る~)。
私と同じように最後まで残っていた団体がいらして、その中に去年の秋
少しだけお話したおねーさんを見つけたので訊いてみたら、
大フィル会員の仲間だ、とか。
大阪駅まで楽しくおしゃべりしながらご一緒させてもらいましたが
いろんな指揮者にそうやって楽しんでいらっしゃるんですって。素敵ですね。
でもよかった、私よりウワテのフェドファンでなくて(変な安心)!
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