先週の土曜、12日。
両親が埼玉の親戚の家へ行くため京都8時6分発ののぞみに乗りました。
名古屋を過ぎたあたりで、父が少し胸苦しいといいました。
遺伝的なものもあるのですが軽く心臓の持病があります。
とりあえず舌下錠を口に入れ、カイロの位置が悪いのかなど
シロウトの無い知恵をしぼってみたらしい。
そのうち生あくびをし出したなと思ったら返事をしなくなり・・・
意識なくした?!
母、ピンチ!
わりにいつでも「あわあわ」する母、パニックである。
私もその血を引く限り、そんな目に遭えばあわあわするかもしれない。
フェド様の前であわあわするくらいだもんな(笑)
さて、母が最初にどうしたか。
非常ベルを探しに行ったらしい・・・ちょっとちゃうんちゃう?
うまい具合にデッキに立っている人がいらっしゃって、非常ベルのありかを訊いたら
「非常ベルを押したら(新幹線が)停まってしまうから、車掌さんに言ったほうが良い」
たぶん、母の話はものすごい無駄な言葉、余計な情報が多かったはずだが、
そのようにまことに的確なアドバイスをしてくださったらしい。
常識人が居てくださってよかったわ~。
そして車掌さんはすぐに「お医者さんか看護師さんはいらっしゃいませんか」という
ドラマでしか聞いたことないような車内アナウンスをしてくれて
なんと、お医者さまが二人(ベテランと若い方)に看護師さんも駆けつけてくださったのです。
その時点で脈もあまりなく、通路に寝かせて心臓マッサージ!
数回で意識が戻り、助かったのです~。
みなさん本当に喜んでくださったとか。そして停まる駅でない豊橋に臨時停車して
すでに迎えに来てくれていた救急隊の人たちに、色々な指示だか伝達だかを
してくださって。
新幹線が「もう出発します」と何度も言われるのを制してでもそのようにしてくださる
お医者様らしいお医者様が乗っていらっしゃって、父はなんという強運の持ち主でしょうか!
動転しすぎてどこのなんと言うお医者様なのか名前も訊けず、
お礼がいえないのが悔しいですね。
こればかりはナイトスクープでも探しあてられないでしょうね?
(とりあえず、もしかして、の望みを持って、朝日新聞の「声」欄に投稿しました。
載せてもらえるかな?大阪版だけなら見てもらえないかもしれませんね。
母の元原稿を私がほぼ書き直したんですけどね、ものすごいホネが折れました(笑)
豊橋では市民病院に運ばれて検査してもらい、1泊で退院してきましたが
ここでも親切にしてもらったそうです。
帰りに豊橋駅でお礼を言いに駅員さんの所へ行ったら
その日もまた同じようなことがあったらしく、その方は意識が戻っていなかったから・・・
と涙ぐまれてそちらを悲しみ、こちらを喜び、してくださったそう。
あたたかい方ですね。
そうして父は沢山の方の助けで三途の川を渡らず帰って来れました。
お世話になったみなさん、ほんとうにありがとうございました。
そして、停められた新幹線の乗客のみなさん、
大変申し訳ありませんでした。
余計な5分の停車は30分に感じたことでしょう。ごめんなさい。
この年明けに神社めぐりをしたとき、道ばたでふらふらと倒れこまれたおばさんを見ました。
何かは分かりませんでしたが、ほんの一瞬気を失われたか、めまいを起こされたかでしょうか。
そのとき、父は「気を失うと思ったら、あー、とか何でもいいから声を出さなあかん」
というのです。
そんなん、気ぃ失うときに声なんか出せるか????
「わしは電車で一瞬倒れたことがあるけど、出せた」という。ほんまか?
そんなん、私はゴキブリ見ても母みたいにギャーとか言われへんで。
どちらかといえば、声が引っ込む方。絶対に出されへんわ。というと
「(気を失うことを)知らんくせに、えらそうに!」と言われたばかりでした。
実際、新幹線での父は声なんか出せてないねん(笑)。
あんまりそんなこというんじゃないね。
父が帰ってきて、祖母に会ったかとか、三途の川を見たか、とか訊いてみたが
何にも覚えてないそう。
しばらくは、いろんな人に助けられた感謝から穏やかになって
瞬間湯沸かし器もやっと性能が落ちたかと喜んでいましたが、昨日あたりから
少し復活してきたかも・・・ちょっと早すぎます!
ま、元気になってきた、と思うしかありませんかね~。
それは本当に大変な思いをなさったことでしょう・・お父様、ご無事でお帰りになって本当に良かった(TT)
いざというときにあわてふためかないようにと思っても、予期せぬことがおきるとアワアワなってしまうのが普通の人ですもんね・・(汗)
お医者さんが居合わせたのも強運、きっとお父様はもっともっと長生きなさるでしょう☆
店主さまも体を大切に・・(^^)
ありがとう~よくお医者さまが乗ってくださってたことよね。
そういう意味では家で倒れるより早く診ていただけて良かったかもです。
そういや この前歌笛堂にお邪魔した折に
行きの新幹線の中で
同じことがありました
その時は浜松に3分停車しました
やはりお医者様が乗っていらして
そのときの新幹線の社内放送には
ほんとに感動したのを覚えています
それを実体験されたのですねえ。。。
妹ちゃんも切なかったでしょう
大事に至らずよかったですね
これも橘家の日ごろの行いが良いからでしょう
そういやそんな話、聞いた気がする!
どんな感動放送されたのですか?
たぶん、父が降りたあとお待たせしたお客様向けにされたかもしれないですよね?
その放送、マニュアルなのか車掌さんの素敵な心なのかわからないですけど
待たれたお客様が少しでも和まれていたら
停めてしまった張本人の娘としてはホッとします。
ご無事で何よりでした。
そういえば今日、大阪地下鉄の駅に
「先日心臓マッサージして下さった女性を探しています。おかげさまで一命を取り留めましたので、お礼をいいたいので」
といった内容の張り紙がしてありました。
ちょっと感動して読んでたんですが
割と頻繁にそんなことがあるのですね。
寒いこの時期、気をつけないと・・・
お父様、お大事に。
ありがとうです。
頻繁にあるからAEDとか置くようになったんやろね。
家でだったら寝てるんかと間違えてそうなので
何かあるなら駅とかのほうがいいかも!と思ってしまう今日この頃です~
なんだか大変やったんですね。 ご無事で本当になによりでした。
けど、こんな大事が起こったら’あわあわ’するのは普通でしょう(笑)
「声」欄に載ったら良いですね~!! 気ぃつけとこうっと。
師匠ありがとう!
昨日朝日新聞から電話あって載せてもらえるのが確定ました♪