たぶん、私は丸2年宝塚を観ておりませんでした。
かつてを知る人からは非常に驚かれる空白期間です（笑）。
そんなに空白があったのに、なんでか２回も立て続けに観てしまいました。
①星組公演
もらったチケットをもらう、ということがなければ行かなかったと思いますが
ラッキーな事にそんなことがあったのですねえ。
それも１０列目のど真ん中という良席。
来年の台湾公演に向けての準備披露公演、みたいな感じ？
いかにもザ・タカラヅカ的な日本物のショーと、洋物のショー。
そして宝塚では休憩込３時間ですので、間にそれを埋める小話的なドタバタお笑い劇。
海外で必ずやる日本物ショーの定番は「さくらのボレロ」。これ、私も好き。
あのボレロはゾクゾクしますね。
なんと、幕開きからいきなりボレロでビックリしたんですが・・・このあと、どうすんの？
メインちゃうの。
日本物はやっぱりチョンパで開かないとねえ。それでボレロで幕が下りないと。
ボレロの次は春日野八千代さん亡き後、もっとも重鎮となられた日本舞踊の名手、
松本悠里さんの弥勒菩薩。
ほんものの、薬師寺の声明とかいうのがバックに流れてスゴイんだけど
その声明が音量大きすぎてウルサイ・・・もうちょっと小さい方が有り難い感じすると思うけど。
最後は・・・たぶん・・・ちょっと眠くなってしまってて記憶が飛んでないか心配ですが
「荒城の月」を物語にした舞。
これ・・・う～ん・・・
特にこの曲をボレロにアレンジしてしまったのは間違いではないかと・・・？
さくらと被ってる上にさくらには勝たれへんし・・・
真ん中の小話は省略！
洋物のショーは良かった、お気に入り♪
実は、２年ぶりということ以上に、それまでも年１くらいしか観てない上、
私が買わなくなってからは父が購入している月刊誌を読むこともなくなって
（というか、ときたま読んではいますが今私が読んでるのは2006年3月号）
出演者を5人しか知りませんでした。
そのうち2人は実際に観た事なく名前だけ・・・なんと落ちぶれたものよ
トップスターの柚希さんは私がはまってた頃のスターさんを思わせるところがあって
良かったっすよ！
ほかに、名前は分からないけど若手に歌える男役も見つけたし、全体に踊りも上手い印象でした。
でももう、なかなか以前のようには通う気力はなくなりましたね。
若いときに散々観たのは、良い糧となってる気がしますので
やっぱり宝塚は好きなんですけどね。
②エリザベートガラコンサート
ミュージカルの「エリザベート」、大好きなんです。
ちょっと史実とは違うところは何箇所かありますがこういうお芝居にするためには仕方ないとして
とにかくよく出来たミュージカルです。
死神を擬人化して主役にし（宝塚版。ウィーンのオリジナルはもちろんエリザベートが主役です）
それぞれの役が死の影を見る（病気、暗殺、自殺など）ときに現れます。
そして音楽も素晴らしい。
シェーンブルン宮殿に住んでいる、こんな曲を作れるとは知らなければ
ただのむさくるしいおっちゃん（失礼！）が神様に見える
今日はミュージカルのガラコンサートでしたが、宝塚のOGが集まって
ダンス場面を除いたほぼ全部を歌われる、という貴重な公演。
そしてなんと、私が中高時代にはまっていた“紫苑ゆう”さんが死神を演じるというので・・・
彼？彼女？は実は退団後にエリザベートが始まったので出演したことがないのですが
死神の扮装は、とても似合うはず。・・・はず。
話が長くなるので省きますが、紫苑ファンのハーピストおさわ嬢からチケットが回ってきた
（ちゃんと買いましたよ！笑）。
ちょっと見るのを渋ったけど・・・過去を美化していて現在を見るのが怖い、とかそんなのではなく
単純に紫苑さんから卒業していたから（笑）。
でも見ちゃいました。
20年ぶりくらいに見る紫苑さんは、当時とまるで変わってなくて。
良くも悪くもね（笑）。
思ったとおり死神の扮装はとてもよく似合ってましたが。
思ったとおり、死神が人間くさすぎた。熱すぎた。昭和すぎた（笑）。
特筆すべきは、おさわ嬢がかつてファンクラブ代表をしていた“絵莉千晶”さん、
楽屋入りされる前に一瞬お会いしました。
大きなマスクをされていたので目しか見えませんでしたが流石に綺麗
そのうち歌笛堂にもいらしてくださるかもです。
それから“秋園美緒”さん！！
うちにいらしてくださったときの写真にサインしてもらわなければ、と思いながら
まだ実現していませんが、今日も「リヒテンシュタイン」さんは凛として綺麗でした。
そして歌もますます良くて
がんばっておられますね。良かった。
そして客席は現在の星組（紫苑さんの古巣）！
日曜日に見たところの舞台に乗っかってた人たちが、わらわら、わらわら・・・
国宝級の松本悠里さんまでいらしてました。
というわけで、今日はこの辺にしときます。
つい長くなりますね。すみません。