6月5日(金)
この日は鎌倉へ墓参に行くと決めていました。
先月29日に一応退院してきた祖母2号、結局圧迫骨折をしているのですが
まだ痛い痛いと言ってほとんど食べなくなっているので、祖母2号の実家のお墓に
お願いしてくるわ!と言ってついでにお小遣いも貰う(笑)。
横浜の友達と鎌倉駅で10時半ね!といいながら、早く行けるルートを見付けて
9時50分くらいに着く。早。
なので先に墓参を済まそうと、駅前で花を買って、少しだけお菓子のお供えも持って
「妙本寺」へ。静かで堂々としたお寺でとても気に入っています。
雨が降っていたので木陰に自分の荷物を置き、去年恐かったカラスが居ないか確かめ(笑)
お墓のふちに花とお供えを置いて水を汲みに。水道は10メートル先。
何回か水を汲みに行き…その間1,2分。
やられました~カラスがお菓子の箱にうまく穴あけてる
私に気付いて箱ごと2メートル移動。たった2メートルよ、人間を舐めてるな。
だけどこんなに間近であの大くちばしを見たら猫をシッ!するのとは訳が違う。
悪賢いカラスのことだから、逆ギレされたら堪らん
泣く泣く諦め、花だけ入れて後片付けして戻ったら、4個のうち3個半を平らげて居なくなっていた。
向かいのお墓にゴミを散らして帰るわけにいかないので、残骸をゴミ箱に捨てたら
まだ未練があったのかカラスが戻ってきた。
もうしらん、勝手にゴミ箱入ってつついたらっ
とても鳴き上手なうぐいすの声を聴きながらしばらくお寺の静寂に時間を止めてみる…
京都とはまた違う、古都のひとときでした。
そして駅に戻るとちょうど友達が。
観光通りを普通に歩いてみるけれど、道が狭いのに雨の上、修学旅行が山ほど来ていて
歩きにくい歩きにくい。
それでもお漬物とお豆の美味しいお店を教えてくれたのでお土産にする。
八幡宮すぐのお店で「ひな鶏そば」をお昼に。
黒いおだしだけど、このごろのは美味しいのね。なかなか良かったです。
その後定番鳩サブレのお店で、季節限定「若鮎」購入。
鮎、ここのが日本一と思う~。
もう見るところも諦めて駅前のコーヒー屋さんでおしゃべりに励む(笑)。
楽しかった!
いざ3日目のコンサート。
プログラムは珍しいチャイコのオペラ「イオランタ」演奏会形式。
チャイコでは「ジャンヌダルク」の1曲を歌ったことはあるけれど
イオランタはCDで知ったくらい。おまけにそれは輸入物で意味がわからないから
あんまり聴いていませんでした。
歌手は佐藤美枝子と、ロシア人のよりぬき9名と国立モスクワ合唱団。
全員うまい~
そしてオケの邪魔をしない~(ここ大事)
歌手の背後から聴く形になる席でしたが、それでも充分聞こえるし
逆にオケがよく聞こえて良い良い。
歌手が、適当に集められた歌手ではなく、オケの一員、オケの一部、
オケの声パートさん、という感じだったのが驚き。
そんなの聴いたことない。かなりの衝撃。
本来、クルミ割り人形と2本立てにするような1幕ものだそうです。
なので話の展開が早くて飽きない。オペラにありがちな時間延ばし的音楽がないからかも。
単純なおとぎ話なのが音楽も手伝って、装置がなくても情景は目にはっきり浮かぶ…。
フェド様によると、最高の演奏でこの作品を紹介したい…とプログラムに載せてありましたが
それは後で知ったこと、本当に最高の形で紹介されました。
なんと美しい!衝撃的な演奏会でした。
もう、たいした語彙では表現できないから、良かったとか感動したとか
そんな言葉はうんざり。
黙って一人、ひたりたくなってサイン会も行きませんでした。
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