昨日は臨時休業をしてすみませんでした。
もし来てくださった方がありましたらごめんなさい。
ここのところ、時間が止まったようでした。
今日は普通の火曜日だったんですよね。
長い間、糖尿病と闘ってきた祖母2号が21日に自宅で亡くなりました。84歳でした。
何年か前、80歳が越えられるまでは、と母たちが言っていたのですが
4年も多くがんばってくれました。
以下、長くなると思いますが私の覚書です。どうぞスルーしてください。
20年ほど前でしょうか、よくある話ですが長男の嫁と合わずに家を出て
まだ仕事もしていましたので一人暮らしをしていました。
そのころ糖尿病の初期だったんでしょうが、本人もあまり気にするたちではないのが良くなかったのです、
13年前くらいに教育入院かなにかを機に、ちょうどうちの家が空いたので
母が引き取りました。
それから母が二人の祖母の世話をする始まりでした。
幸い、2号は自分で料理したりするのはしませんでしたから(昔はしたんでしょうけれど)
食事療法をするにはやりやすかったですが、やはり好きなものが体を悪くするといいますか…
好きなものが食べてはいけなくなるのですね。
もちろんはじめは普通のダイエット食のようなものでしたが
腎臓がやられてくるにしたがって駄目なものがガラッとかわって
塩分がだめになり、大好きなお漬物が食べられなくなり
水分が取れなくなり…それでも人工透析になるのを3年くらい延ばしました。
ムスメの意地です(笑)。
なんとかかんとか延ばしつつも徐々に弱りはするものです。
今年2月か3月に圧迫骨折をしてからが早かったですね。
夏くらいからほとんど食べなくなり、苦しそうな咳をするようになり。
私も2号が13年前に来てから、夜はそちらへ泊まっていましたが
この夏その咳があまりにもしんどそうで怖くなり、それから母と交代していました。
先々週の土曜、透析に行ったついでに入院をしましたが、結局その日から透析が出来なくなり
栄養剤の点滴も出来ないので、相談の結果3日ほどで家に連れて帰ってくることになったのです。
家で看取る、というのが母の希望でもありましたし、2号も「病院のない国に行きたい」が
昔からの口癖でしたから(笑)帰ってきたときは少し元気が出ていたような感じでした。
近所のかかりつけ医さん(私たちの、ですが)が往診に来てくださることになり
それまでお世話になっていたケアマネージャーさんが訪問看護士さんの派遣を提案してくれ
(なんとそこの元締?は私の友達で、頼りになりました!)
母の兄弟たちも入院以来ほとんどウチに泊まり詰めで、
祖母2号は手厚い看護を受けながら4日を過ごし、自分の子供4人全員と父などプラスアルファに
見守られながら幸せに旅立っていったそうです。
私は壁一枚向こうの店内にいながら、最期に立ち会えなかったのは残念でしたが
子供たちが少ないならともかく、全員揃っていたので良かったです。
運よく、診察時間にも関わらずお医者さまもすぐに駆けつけてくださり、
訪問看護士さんもいらしてきれいにしてくださり、私が店を早仕舞いして行ったときには
もうすっかり化粧も着付けも済んでいました。
かなりふくよかだった2号がとても小さくなっていたのですが
2年前に亡くなった祖母1号と顔がそっくりになって驚き!
そう、1号はちょうど2年前の11月22日に亡くなったので、この22日が3回忌法要だったのです。
その段取りもしながらの最期で慌しかったのですが、ちょうど葬儀関係が22日に出来ず
間一髪重ならず…こんなことってあるんですね。
たぶん、1号が「お母さん(2号)が天国への道に迷わはったらあかんから
迎えに来たげましてんがな。」って言うてると思います(笑)。
命日こそ1日違いですが、お通夜とお葬式の日取りは全く同じなのです。
こちらは法事でも、丸一日家におれたお陰で弔問にいらしてくださるお客さまにゆっくりしていただけたり、お通夜まで時間があるのもなかなか良いものですね。
そして月曜、昼前に納棺、そして出棺となりました。
1号の納棺は仕事で見届けられなかったので初めてでしたが、寂しいものですね。
ベッドから箱に移されると急に遺体になる気がして。
そして祭壇に飾られ、お通夜をして、お葬式をして、お花を詰めて、
お焼き場に入るのを見送って。そして最期にお骨拾いをして。
そうやって徐々に亡くなったことに心が慣れていくのですね。
今回市営葬儀を利用したのですが快適でした。
よそから来ていただくには少し足が悪いのですが
駅から車で10分かからないくらいの場所ながら自然に囲まれた山の中。
施設は2年半くらい前に出来たばかりで新しく立派。
お手伝いしてくれるセンターの人たちは皆丁寧。
おまけに安い(笑)。
1号のときは駅からは近いけれど、すべての面でものすごいストレスでした。
ここでしなかった(知らなかった)のが悔やまれるくらい。
私たちは3日間連続喪服!そしてこの3日間で何回お焼香したでしょうか!ってクイズになりそう(笑)。
そして面白かったこと。姪1号がひいばあちゃんの子供たちの間に座り、
そして一人でお焼香にも立って、その上葬儀前の会議?にも一人前に参加していた。
彼女、5歳です(笑)。
みんなが泣いている中、自分も泣きたいけど楽しませてあげないといけないサービス精神と葛藤し
ちょっとぶつかって痛かったと理由つけてはワンワン泣いてました(笑)。
かなりいろいろ考えたり感じたりできるようになったみたいです。
さて、明日はレッスン回数の足りている人たちには
残務処理のため休みにしてもらいましたが
足りてない人だけやって私の社会復帰のリハビリ(笑)。
木曜の店からは完全に元に戻します。
これから休みなしで年末まで突っ走ります。
今後ともよろしくお願いいたします。
長くなりました。この辺でやめときます。
最後まで読んでくださいましてありがとうございました。
お疲れ様でした。
私も今年は祖父を送りましたが家が遠い(大分)せいもあり
通夜にようやく間に合ったくらいです。
おうちで見取ってあげれたのはとてもいいことですね。
うちの祖父は病院での最後だったのでつくづくそう思います。
ご冥福をお祈りしています。
かぁ~み
ご無沙汰しています。
いつかは来るとわかっていても きてほしくない別れですね。私の父も糖尿でインスリンを打っています。
おばあさまのご冥福を心よりお祈りいたします。
何も知らず、失礼しました。多分うちが予約させてもらってた日だったんですね。前も同じだったような…。本当に辛い時に申し訳ありません。
心からご冥福をお祈りします。
お疲れさまでした
きっとお二人のおばあちゃま
天から店主さまを
見守っていてくださいますよ
いずれ再会する日はありましょう
その日まで タクサン土産話ができるよう
これからも今まで同様色々トライ
されてください
うん ワタシもがんばらにゃ♪
かぁ~みさま
ありがとうございます。
このごろは家でというのが珍しいようですね。
確かに面倒なこともありましたが、今の福祉の恩恵を受けられて
看取る家族もラッキーでした。
親を看るころに社会はどうなってるでしょうね・・・。
すきっぷ♪さま
ありがとうございます。そうですかお父様も。
そういえばインスリン打ってましたね…腎臓が悪くなってからだったか
打たなくてよくなったのが複雑でした。
お父様にはよく気をつけられて、今を維持されていかれることを
心から願っております。
みぞっちさま
とんでもない、ありがとうございます。
お電話頂く前から、2号の危ないのを見ながら
急だった1号の、2年前をリアルに思い出し
お母様に急遽お電話して取りに来ていただいたのを
また今年もやることになったらどうしようと思ったりしてました。
ご予約をありがたくお受けしながらも、そんなことが
あるかもしれませんとは言えないし、何とかする覚悟で…
わりとタイミングがうまくいくほうなので(笑)
天の指図に任せてました。お陰で土曜日の予約はすべて
引き渡した後でのことで、少々早仕舞いした程度ですので
お気になさらず。
それより雑念は入れなかったつもりですが、ケーキはちゃんと
出来てましたでしょうか(汗)。
せっかくのおめでたい日に汚しはしなかったかと…。
Shigeko♪さま
ありがとうございます。
私が二人の祖母に一番近く、長く居た孫ですから
親の看護の予行演習をしたような感じで(笑)。
というより、母があれだけした手前、私は簡単に
施設に預けたりできないというプレッシャーが(ひゃ~)。
でもやはり、1号がいつも私のそばにいるのか
大概の大事なことが私の都合の良いように進むので
感謝しています。たぶん、2号も加わってパワーアップする予定(笑)。
見ててくださいね。