今日は2ヶ月に1回のお寺さんが来はる日。
京都の北区は西賀茂からはるばるお越し。
私たちって、月1回とか2回とかの約束は
「第○水曜日」とかで約束しません??
お寺とか、日本古来の伝統で暮らしてはるとこだからかな?
「7日」
とかで決まっってるんですな。
奇数月とか偶数月の○日、という調子なので
当然毎回、曜日が違います。
そんなわけで私は仕事と重なったりしてしばらく立ち会ってなかったんですが
今日は久しぶり、1時間くらいみっちりお経を聞きました。
で、何を考えてるかというと。
拍子ですわ(笑)。
同時に、子供のころ夏休みになると「林間こども道場」なる
お寺企画の2泊3日修行に行かされた(行かせていただいた、か!)記憶もよみがえり。
能勢の同宗派のお寺に泊り込み、朝昼晩お経を読んで、説法を聞き、ちょっとはお楽しみもあり、
正座がしんどかったのと、お手洗いが落ちそうで怖かったのと、1日目がえらく長く感じたのと、
どんぶり鉢いっぱいのご飯に刻んだ3色のお漬物…懐かしい。
当時はお漬物が食べられず、ご飯もそんな量を食べたことがなかったので
たいそうな苦痛でした、姪なら大喜びの内容ですが(笑)。
でも、数回のその修行のおかげで、お経はかなり耳に残っているのですな。
一番大事な3種類くらいを勉強したのですが、法事も、お葬式も、どこに行っても
その3種は使われます。
いつか、安田大サーカスの団長(お寺のムスコさんなんですってね)が
「ジーガートクブツライ!」とラップ調に読んで怒られた、と言ってたのを
大ウケしたことがありますが(笑)。
だけどお経て、大昔のラップとちゃうん?!
(こんなこというたらバチが当たりそうやな)
で、その「自我得仏来」(字、合ってるかな?)は、漢字5文字がずっと
並んでいる、漢詩みたいな見かけのお経です。
全部音読なので、やっぱり5拍子になりますね。
「方便本第二」は「にーじーせーそん、じゅうさんまい、あんじょーにーきー、ごうしゃりほつ」
これは変拍子で4拍子3拍子…ときどき2拍子が出たりするので、
楽譜にしたらどうなるか!というのを考えてたらお経の本も楽しく見えました
(あーばちあたり)。
お経の本をちゃんと見た(いや、面白がって見る)のは久しぶり。
子供のころはただワケ分からずでしたが、漢文の知識も入り、すれば
ちょっとは意味が見えてくるのも新鮮ですな。
祖母1号が読むのを、子供心に面白がってたのは
「まーにーまーにーまーにー」とか
「でーびーでーびーいーでーびー」とか(これは私の即興も入ってるかもしれません)。
今日、お経の本にそれを見つけて、あーこれか!と嬉しくなってました、
不謹慎な(笑)。
今日のお寺さんは子供のころからのお付き合いですから
「まーええがな、こんなもん、っちゅうてほかすより
面白がるくらいのほうが」
って言わはるやろけどね。
あるお医者さんの記事によると,人間が一番安定するのは5拍子だそうです。
音楽の拍子って,ひょっとして訓練の成果なのかも。
Totanさま
そうなんですか!指が5本必要なのもその理論ですかね。
私の退屈しのぎ(?)のデタラメ研究も
Totanさんに掛かると科学的になりますね!
東洋人が3拍子や8分の6が苦手とはよく聞く話ですが
遺伝子やら環境やらがいろいろ絡み合った上に
訓練されてきた…壮大な話ですね。