先日、高熱をなんとか下げてコンクール本選に臨んだ彼女。
レッスンのとき「せんせー、ビッグニュース！」と挨拶もせずに入ってきた。
何かと思ったら、あのボロボロな演奏で入選したんだとか…。
中学生が声楽でコンクールを受ける、ということ自体、それほどポピュラーなことではありません。
そして中学生といってもピアノやヴァイオリンなどで言えば幼稚園レベルです。
それでも一応全国から予選を通って、そして本選まで出ようと思った人達が
6人ほど東京に集まりました（たった6人です）。
その中で1位から５位、審査員賞、入選、と続く賞があるのですが
1位から5位は該当者なし、審査員賞1人、そして4人が入選でした。
一人は当日欠席だった気が・・・。
ということは全員なんらかの賞をもらったのです。
去年の結果を見ていると、中学生の声楽部門としては入選がただ1人だけでした。
どれだけ受けた中でのその結果かわかりませんが、今年のこの人数は何？
なんか複雑。
嬉しいには違いないのですが。
予選のときの半分もうまく歌えなかったのに。
評価としては、審査員のみなさんが「素直な発声でよい」と書いてもらっています。
（あ、ついでにワタシも伴奏褒めてもらいました笑）
ハードルが低いんだか、なんなんだか。
ケガレた大人になってしまった私（笑）は、経営上の理由かとか思ってしまう！
なぜなら、入賞入選者には記念コンサートなるお披露目会に出演が出来る特典があるのですが
出演に際してはチケット負担が当然あります。
この世の中の不景気からして、辞退者は去年より増えるに決まっておる。
そうなれば主催側の経営は成り立たない！
それに、来年もまた受けたい！と思わせておかないと、存続の危機に陥るかもしれない。
…そんな裏事情など彼女には言えないけど。
それでも一応、彼女にとっては大きな励みになったには違いないのです。
これから1年、高校受験に向かっての意欲にもなるでしょうし。
内申にも書いてもらえるし。
去年でなくてよかった、去年の彼女なら中身もなく有頂天になって
調子に乗っているだけだったでしょう。
一番難しい時期を越えていたのが幸いでした。
そして何より、彼女のおばあちゃん（と言っても若いんですが）が
とっても喜んでらして、ばあちゃん孝行になったようです。
そうなら、ワタシも素直に喜んであげなきゃね。
昨日はチラシ用の写真を撮りに行ったり、今日は提出する書類を書くのにてんやわんやの模様。
何しろはじめてのことだから判らないでもないけど、
「プロフィールって生徒会長とかそんなんも書くんですか～？」
ぷっあんた、歌うたうんでしょう、関係ないやん。
どんなん書いたか見せてや、っていうと、それこそ生徒会の選挙で
演説するような文章を書いてきた。
…それ、プロフィールじゃなくて「今の気持ちを述べましょう」やんか…
ちょっと不安になってみた（笑）。
ということで、6月21日（日）（もしかして20日になるかも）、
日暮里のサニーホールとかなんとかいうところで何曲か歌わせていただくことになると思います。
大丈夫なんかな～（心配性のワタシ）。
もちろんワタシも伴奏する名目で一緒に乗っかります。
お近くの方、たまたま東京にいらっしゃる方（笑）、
もしよろしければ聞いてやってくださいまし。
またチラシが出来たらアップ致しますね。